トップページ お仏壇のお手入れの仕方
- お仏壇、仏具を永くお使い頂くために、定期的なお手入れをお勧め致します。
- とは申しましても、やり方がわからないといった方は医大と多いのではないでしょうか。
- 何かとためらいがちなお仏壇掃除、お手入れですが、いくつかのポイントを押さえれば決して難しいものではありません。
- 全くの手つかずやホコリまみれの状態よりも、不慣れなお掃除、お手入れでも、一緒懸命にやっている姿をご先祖様やお家の方は見ているはずです・・・
- それでは、いくつかのポイントを押さえながら解説してまいります。
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■ お仏壇の中の写真を撮っておく ■
デジカメ、スマホ、タブレットなんでも結構ですので、 お仏壇の中の写真を撮りましょう。
毎日見ているものでも、いざ掃除のために移動させると、 元の位置がわからなくなってしまうことがあります。
写真が撮れない場合は、メモ用紙などに、 配置図を簡単に書いておくと良いでしょう。
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■ 仏具を全て外に出す ■
仏具を外に出したほうが掃除しやすい点と 痛んだ箇所を見つけやすい点があります。
ただし、御本尊や御脇掛の掛軸や木像、 上から吊り下がっている仏具はそのままにしておいていただくことをお勧めします。
落として破損する恐れがあることや、電気の配線を仕込んである仏具は無理に外そうとするとショートする恐れがあるためです。 -
■ 上から順番にホコリを落とします ■
お手入れの基本は毛材(毛ばたき)によるホコリ落としです。
お仏壇本体のホコリを上から順番に下まで払います。
注意点としては、彫刻部分はあまりしつこくない程度に優しく払いましょう。
毛材(毛ばたき)の羽に引っかけて彫刻が折れたり、外れる恐れがあります。 -
■ 幹拭きします ■
柔らかい布で乾拭きします。仏壇用ふきん等も販売しておりますが、 使い古したTシャツや肌着を切って使っていただくのでも十分です。 もし、乾拭きでは落ちない汚れ等がある場合、少し湿らせたタオルでふくと取れることが多いですが、 水分が多いとカビやひび割れの原因になりますので、湿らせ方につきましては当店でご相談ください。
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■ 金仏壇に関しての注意点 ■
金箔が貼ってある部分に関しては、乾いた布、湿った布に限らず絶対に拭かないようにしてください。 金箔ごとはがれてしまいます。また、金箔部分には素手で触らないようにしてください。 手の脂分、塩分が付着し、変色してしまいます。 -
■ 真鍮製仏具のお手入れ ■
真鍮でできている仏具は、酸化によって変色するため「真鍮磨き用のクリーム」等でのお磨きをして頂きます。 半年に1度は「お磨き」していただくことをお勧めします。「お磨き」のやり方がわからない方はお気軽にお尋ねください。
※「金メッキ加工」「フッ素加工」「色付け加工」がされている真鍮製仏具は「絶対に真鍮磨きでお磨きしないように」して下さい。 酸化による変色を防ぐコーティングをはがしてしまうことになります。これらの加工がされている場合は「乾拭きのみ」のお手入れに 成りますので、注意していただくようにお願いいたします。 -
■ 彫刻や組子のホコリが気になる方は特に注意して、
以下の方法でホコリを払いましょう。 ■ホームセンター等で売っている、少し「コシ」の強めの「絵筆」を使い、やさしくホコリを払います。 この際、あまりムキになってしつこくしますと、障子の紗(レースのような布)を破ってしまったり、 彫刻を引っかけて折ることがありますので、変な言い方ですが、「完璧にやろうとしない」ようにしましょう。
以上、日頃のお手入れ方法の基本的なことをお伝えしました。
先ほどもお伝えしましたが、お手入れで肝心なのは、いい意味で適当に「完璧にやろうとしない」ことです。
私もそうですが、不慣れなことを完璧にやろうとし、失敗することが多々あります。 もしお手入れの過程で「あれ・・・?」「これはマズイことになった・・・?」と思われた場合は、当店にご相談ください。
私もそうですが、不慣れなことを完璧にやろうとし、失敗することが多々あります。 もしお手入れの過程で「あれ・・・?」「これはマズイことになった・・・?」と思われた場合は、当店にご相談ください。